ゲーム名 | モンバサ (Mombasa) |
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メーカー | アークライト (2016) |
ゲームデザイナー | アレクサンダー・プフィシュター (Alex ander Pfister) |
人数 | 2~4人 |
時間 | 75~150分 |
年齢 | 12歳~ |
『モンバサ』について
『モンバサ (Mombasa)』は、アフリカ大陸の4か所の都市にある会社での影響力を拡大し、株価などを上げてお金を稼ぐボードゲームです。
2016年の『ドイツゲーム賞』『ポルトガル年間ゲーム大賞』『国際ゲーマーズ賞』など、数多くの賞を受賞しています。
参考
ゲーム紹介『ドイツゲーム賞2016』受賞ゲーム : ニコボド | ニコのボードゲーム日記
元のゲームは、2011年の『ヒッポダイス・デザイナーコンテスト』で、1位を獲得した『アフリカ1830(Afrika 1830)』になります。これをベースに、より重量級ゲームになるようにしたものがこの『モンバサ』になるそうです。
ゲームデザインは、アレクサンダー・プフィシュター(Alex ander Pfister)氏です。『ブルームサービス(Bloom Service)』や『アイル・オブ・スカイ(Isle of Skye)』などをデザインしています。
ゲームの目的
アフリカ大陸の4都市「モンバサ」「ケープタウン」「サン・ルイ」「カイロ」にある会社での影響力を拡大し、お金を稼ぐことを目指します。
勝利条件
ゲーム終了時、最も多くの勝利点を持っているプレイヤーがゲームに勝利します。
ゲーム終了条件
ゲームは、全7ラウンド行います。7ラウンド目が終了したとき、ゲームが終了します。
ゲームの準備
メインボード上に、「カード」「会社駒」「帳簿タイル」などを並べ、各プレイヤーに個人ボードを渡します。
ルール概要
手番でやることは、「計画フェイズ」「アクションフェイズ」「準備フェイズ」の3つにわかれています。
1.計画フェイズ
各プレイヤーは、手札から自分の個人ボードのアクションエリアにカードを裏向きに伏せて配置し、配置したカードを一斉に表向きにします。
個人ボードの下側に置かれたカードが、今回「計画フェイズ」で選ばれたカードになります。
2.アクションフェイズ
「計画フェイズ」で選んだカードを元に、アクションを行います。このフェイズは、スタートプレイヤーから順にアクションを行います。
プレイヤーの行うことができるアクションは全5種類あり、この中から手番で1つだけ選んでアクションを行います。これを全てのプレイヤーがアクションできなくなるまで繰り返します。
商品カードを使う
「場に並んでいるカードを獲得する」もしくは「株価トラックを移動する」ことができます。
カードは、左に行くほど購入コストが高くなっており、より価値の高いカードが並んでいます。株価トラックは、先に進むほどゲーム終了時に獲得できる勝利点が高いです。
探検家カードを使う
4都市のいずれかの「建物駒」をマップ上に建てることができます。各土地には、建築ボーナスが用意されています。(ない場合もあります)
「建物駒」の置かれている場所には、金貨のアイコンが書かれています。たくさん建物を建てるほど、金貨のアイコンが増えます。これは、ゲーム終了時に、株価トラックの数字と掛け算することで勝利点になります。
この株価による得点が非常に大きいので、他のプレイヤーの状況を見つつ「建物駒」を配置する必要があります。
簿記係カードを使う
個人ボードにある「帳簿トラック(インク瓶の駒)」を進め、「帳簿タイル」の内容を達成することができます。さらに、「帳簿タイル」を獲得することができます。(※お金をもらうこともできます)
ダイヤモンド商人カードを使う
個人ボードにある「ダイヤモンド駒」を進めます。
ボーナスマーカーを1個を置く
メインボード上に、ボーナスマーカーを置くスペースが用意されており、そこのアクションを早いもの勝ちで使うことができます。スタートプレイヤーを獲得したり、カードを換金したりと様々です。
(出典:Board Game Geek)
3.準備フェイズ
このフェイズでは、「アクションフェイズ」で使用したカードの処理と、過去に使用したカードの回収を行います。
- 個人ボードの上側にある1列を選びカードを手札する
- このラウンドで使用したカードを個人ボードの上側に配置する
カードを置いた位置がそのまま上にスライドして移動するので、どの列に配置するかの計画が非常に重要になります。
ラウンドの終了
「計画フェイズ」「アクションフェイズ」「準備フェイズ」が終わると、ラウンドが終了します。これを7回繰り返すと、ゲームが終了します。
得点計算
得点計算は、得点手段のカテゴリ毎に計算が行われます。
- 持ち金 (1金=1点)
- 各都市での影響力 (株価✖️金貨の数)
- ダイヤ (最大60点)
- 帳票 (最大60点)
合計点の最も高いプレイヤーがゲームの勝者になります。
おわりに
ずっとプレイしたかったゲームをようやくプレイすることができました。プレイ時間は長いですが、手番にやることは単純で待ち時間などもほとんどなく進んでいきます。
手番での処理については、効率の良いアクションを行うのを考えるのが悩ましく楽しいです。
各得点についてですが、あちらが立てばこちらが立たないというようにできていて、どこで特化するかをよく考えて進める必要があるなと感じました。
特に会社の影響力の拡大と株価トラックについては、他プレイヤーと協力するのかどうかの駆け引きも面白かったです。
初回のプレイでは、全ての帳票を達成することができてとっても満足でした。インスト聞いたあと、どうしたらいいんじゃこれ?っていう印象でしたか、1~2ラウンド進めると方向性が見えてきて、手順が浮かんできます。またプレイしたいゲームであります。