(出典:Board Game Geek)
ゲーム名 | パプス (Pups) |
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メーカー | Bink Ink LLC (2016) |
ゲームデザイナー | Charlie Bink |
人数 | 2~5人 |
時間 | 15~30分 |
年齢 | 8歳~ |
ゲームについて
ブリーダーとなり、自分の犬達を大会で勝たせることを目指すマストフォローのビッド式トリックテイキングゲームです。
ゲームデザイナーは、Charlie Bink氏です。アーティストとして活動しつつも、ゲームデザインもしています。ライナー・クニツィア氏の『ボツワナ』のアートワークを手がけています。
ゲームの目的
より多くの得点を稼ぐことを目指します。
勝利条件
ゲーム終了時、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
ゲーム終了条件
ゲーム終了条件は、2つあります。
- 「トップドッグカード」の山札がなくなったとき
- 「ビッドカード」のいずれかの山札がなくなったとき
ゲームの準備
- 「ビッドカード」と「トップドッグカード」の山札を作ります。
「ビッドカード」と「トップドッグカード」の山札 - 各プレイヤーに、得点の状況を示す「スコアパイルカード」を配ります。
「スコアパイルカード」と「スタートプレイヤーマーカー」
子犬カードについて
子犬カードは5種類あります。
- 緑:家庭犬 (1~10, 1枚ずつ)
- 赤:番犬 (1~10, 1枚ずつ)
- 黄:愛玩犬 (1~10, 1枚ずつ)
- 青:労働犬 (1~10, 1枚ずつ)
- 白:雑種犬 (+1~+3, 3枚ずつ)
各カードのイラストはそれぞれ違い、様々な犬種が書かれています。
ゲームの流れ
ゲームは、3つのフェイズに分かれています。
- ビッドフェイズ
- 勝負フェイズ
- 結果フェイズ
1.ビッドフェイズ
スタートプレイヤーから順にビッド(入札・予想)を行います。スタートプレイヤーは、現在の得点が最も低いプレイヤーです。
- 切り札となる犬の種類(アルファドッグ)を決めます。
- 各プレイヤーに、手札となる子犬カードを7枚配ります。
-
今回のラウンドで、何回勝つことができるか(トリックを取れるか)を予想してビッドカードを選びます。予想できる勝利数は、7種類あります。
予想を的中させた場合の勝利点がビッドカードに書かれています。トリック数の予想が多いほど、得点は高いです。
トリック数 得点 0 次のラウンド以降で、使える1トリック分のカード 1≦ 1 1 2 2≦ 2 2 4 3≦ 3 3 6
2.勝負フェイズ
スタートプレイヤーから順に手札から子犬カードを1枚選んで、場に出します。スタートプレイヤーは、予想を的中させたときに獲得できる得点が最も高いプレイヤーです。
全てのプレイヤーが子犬カードを出した後、カードの強さを比べます。基本的なルールは、マストフォローのトリックテイキングゲームと同じです。
勝負フェイズをいずれかのプレイヤーの手札がなくなるまで繰り返します。
このゲームの特徴としては、【雑種犬】のカードを他の子犬カード(+1~+3)と一緒に出すことができる点です。自分の出した子犬カードに数字を加算することができます。
3.結果フェイズ
予想を的中できたプレイヤー
骨のマークが上になるように、ビッドカードを得点カードの上に載せます。
予想を的中できなかったプレイヤー
ウンチのマークが上になるように、ビッドカードを得点カードの上に載せます。
骨のマークはプラスの得点、ウンチのマークはマイナスの得点になります。
※このカードは、次ラウンド以降でリベンジすることができます。
一番多くのトリックを獲得したプレイヤー
「トップドッグカード」を獲得し、得点カードの上に載せます。
骨のマークはプラスの得点、ウンチのマークはマイナスの得点になります。
ゲーム終了時に、最も高い得点のプレイヤーがゲームの勝者になります。
おわりに
雑種犬カードの使いどころが勝負の鍵を握るトリックテイキングゲームでした。勝てるかなと思っていても、くつがえされることが非常に多いです。これが、ハラハラしますし意外性に一喜一憂できるので盛り上がります。
ビッドカードも、トリック数をぴったりと予想するカードの他に「~以上」として予想できるのも良いと思いました。
厳密な予想が困難な場合もあるので、自信がなければ緩めに。そして、一発逆転も狙うことができます。
最近遊んだトリックテイキングゲームの中では、ダントツにおもしろかったです!!