モダンアート(台湾版)
Modern Art (GeGe, 2016)
デザイン: ライナー・クニツィア
プレイ人数: 3~5人 対象年齢:10歳以上 プレイ時間:45分
ゲームについて
- 「ライナー・クニツィア」氏がゲームデザインした競りゲームの傑作。
プレイヤーは絵画を売買することで、お金を稼ぎます。
1993年には、「ドイツゲーム大賞」を受賞しています。
(出典:New Games Order, LLC.)
日本では「New Games Order」さんが日本語版を出版されています。
台湾版について
- 今回取り上げる台湾版は、台湾のゲームメーカーである「GeGe」さんが出版したしたものです。
パッケージからゲームで使う絵に至るまで、台湾の画家「陳澄波」氏の絵を使ったものとなっています。
残念ながら、二・二八事件での処刑により生涯を終えています。
「陳澄波」氏は、台湾が日本の統治下にあった時代に美術教師の「石川欽一郎」氏に出会って絵画の世界に目覚めたそうなので、日本とも関係性の深い方になります。
コンポーネントについて
- 静物画
- 人物画
- 世界風景画
- 台湾風景画
- 嘉義風景画
パッケージ
絵画カード
- カードは、作品のジャンル毎に分かれています。
各絵画にきちんと、タイトルが記載されています。
ただ、同じ作者の絵画であるため、パッと見の視認性はオリジナル版の方が良い気はします。
お金
ついたて
ゲーム盤
ゲームの流れ
- 公開競り
- 一声
- 入札
- 指し値
- ダブルオークション
手番が来たプレイヤーは、絵画を選んで競りを開始します。
競りの種類は、全部で5種類あります。
競りの方法は、絵画カードの四隅に書かれています。
1.公開競り
好き勝手に値付けをします。
最高値を付けたプレイヤーが購入します。
2.一声
手番プレイヤーの左隣のプレイヤーが値付けをします。
各プレイヤーが1回づつ値上げをし、最高値を付けたプレイヤーが購入します。
3.入札
全員が値付けをします。
値付け金を握り、一斉にオープンします。最高値を付けたプレイヤーが購入します。
4.指し値
手番プレイヤーが値付けをします。
その後、左隣りのプレイヤーから早いもの勝ちで購入することができます。
5.ダブルオークション
ラウンドの終了
- 5枚目の同じ種類の絵画が場に出たときに、ラウンドが終了します。
絵画の換金
ラウンド中に、競売にかけられた絵の種類を数え、順位をつけます。
これにより、絵画1枚当たりの値段が決まります。
1位:30台湾ドル
2位:20台湾ドル
3位:10台湾ドル
各プレイヤーは、所有する絵画の枚数に応じて、お金を受け取ります。
ゲームの終了
- 全4ラウンドが終了すると、ゲームが終了します。
このとき、最も多くの所持金を持っているプレイヤーがゲームに勝利します。
おわりに
- いかがでしたでしょうか。
こちらの台湾版モダンアートは、「GeGe」さんのサイトに取扱い店舗が記載されています。
もし、旅行などで行った際には立ち寄ってみるといいかもしれません。
またこちらの「GeGe」さんは、新しいジョーカーを追加した「ラミィキューブ」のリメイクなんかも作っています。よりお洒落な感じになっていますね。 どんな効果なのかはよくわかりません(笑)
(出典:GEGE | 哿哿)
というわけで(?)、それではまた~