ゲーム名 | ito(イト) |
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デザイナー | 326(ナカムラミツル) |
プレイ人数 | 2〜10人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 10歳〜 |
『ito (イト)』ってどんなゲーム?
『ito (イト)』は、お互いの数字がどの位の値であるかを予想して遊ぶ協力カードゲームです。1つのパッケージに「クモノイト」と「アカイイト」の2つのゲームが収録されています。
「クモノイト」では、手札のカードを全て小さい順に出し切ること。「アカイイト」では、2人でペアを組んで合計値を100に近づけることがそれぞれ目標です。
イラストレーターの326(ナカムラミツル)氏がゲームデザインを手がけており、カードには326氏のイラストが贅沢に使われています。
326氏×アークライトのタッグは『タイムボム』『THE GAME オバケやしきのすうじのアクマ』に続いて今回で3回目となっています。
『ito (イト)』のゲーム概要
価値観のズレに大笑い。
『ito (イト)』は会話が楽しい協力パーティゲームです。1~100のカードが1人1枚ずつ配られ、「数字を口にしたらアウト!」という制限の中、
みんなでテーマに沿って自分のカードの数字を表現し合います。協力してカードを小さい順に出して全員のカードを出し切る完全協力の「クモノイト」、
会話の中で足して100になりそうなペアを見つける協力と裏切りの「アカイイト」、
異なる2つの遊び方で楽しむことが可能。伝わりそうで伝わらないのがもどかしくも楽しい、価値観のズレに大笑いするパーティーゲームです。
テーマについて会話をするだけのゲームなので、ボードゲームに馴染みのない人でもプレイ可能です。
(引用:Amazon)
内村さまぁ〜ずに「ito」が登場!三村さんもプライベートで購入!!
2021年3月8日配信の「内村さまぁ〜ず #352 おもちゃの国!宮下パークで童心に帰って遊び尽くしてほしいおもちゃマスター宮下!!」で、宮下草薙がゲストで登場。内村さまぁ〜ずのメンバーと『ito』を遊びました。
三村さんは「ito」を個人的に購入したことをツイートで報告しています。
放し飼いのドーベルマンと飼い慣らされたチーター。どっちが、強いかな。
面白いので買っちゃいました。
内村さまぁ~ずで、後々やります。
強い生き物1から100です。 pic.twitter.com/OVZdd4QpGo— 三村マサカズ (@hentaimimura) January 29, 2021
さまぁ〜ずさんといえば、「モヤモヤさまぁ〜ず2」の番組内でも度々ボードゲームカフェを訪れたりして遊んでいます。
個別記事「【モヤモヤさまぁ~ず2】で紹介されたボードゲーム」に詳細を記載しているのでそちらもご覧ください!
『ito』の続編『itoレインボー』が登場!
2022年12月に『ito』の続編、『itoレインボー』が発売になりました。
ルールがより簡単に、そしてよりブラッシュアップされたお題に進化しています✨さらに、最大プレイ人数は14人まで対応しています!
【新商品】数字を言葉で「たとえる」だけで、こんなにも盛り上がる! メディア紹介多数、累計発行10万部超の『ito』に、これ一箱で遊べる新たな”レインボー”が誕生! 新モード追加やお題一新でさらに遊びの幅が広がる『ito レインボー』は12月15日発売!https://t.co/9znXahLL3I pic.twitter.com/vSax3tU0MV
— アークライトゲームズ (@ArclightGames) December 14, 2022
どの辺がオリジナル版と違うのかについては、詳細記事「『ito(イト)レインボー』の魅力とオリジナル版との違いを徹底解説!!」で紹介していますので、そちらをご覧ください。
『ito (イト)』のゲーム準備
注)ゲーム開始時はどちらのゲームも1枚スタートです。
「1」〜「100」の数字の中から各プレイヤーに数枚カードを配ります。
『ito (イト)』の内容物
- ナンバーカード:100枚
- テーマカード:50枚
- ライフカード:2枚
- クモノシート:1枚
- 遊び方説明書:2枚
『ito (イト) 〜クモノイト〜』のルール
プレイヤーは、協力して全ての手札カードを小さい順に出していきます。ゲームの流れは以下の通り。
ピンク色のカードは、大人向けな質問になっているみたいです。
例えば、テーマが「生き物の大きさ」の場合以下のような感じで宣言します。(説明書より)
- 「1」:ミジンコくらいのカードです
- 「6」:アリです
- 「59」:俺は人間の子供かなぁ
- 「94」:僕はクジラです
- 「100」:ダイオウイカです
各プレイヤーの宣言をもとに、誰からカードを出していくかを議論します。
その中で、一番小さそうなカードを持っているプレイヤーから順にカードを出していきます。
万が一、手持ちのカードよりも大きいカードが場に出てしまった場合には宣言をしてライフを1失います。ライフは「3」スタートで、「0」になったらゲームオーバー。
ステージは1〜3まであり、ゲーム開始時の手札枚数はステージ数の数と同数です。
これを「勝利条件」もしくは「敗北条件」を満たすまで繰り返します。
『ito (イト) 〜クモノイト〜』の勝利条件
全3ラウンドをクリアするとゲームに勝利します。
『ito (イト) 〜クモノイト〜』の敗北条件
以下2つの条件のいずれか1つを満たすとゲームに敗北します。
- いずれかのプレイヤーが数字を直接的に言ってしまった時
- ライフポイントが「0」になった時
『ito (イト) 〜アカイイト〜』ゲームの流れ
プレイヤーは、2人ペアを作って2人のカード合計値「100」を目指します。
ここは、「クモノイト」とは異なり誰とペアを組むかの議論になります。
なので、他プレイヤーは敵でその中からいかに仲間を見つけ出すかという戦いに。
『ito (イト) 〜アカイイト〜』の勝利条件
2つの終了条件のどちらか満たしたプレイヤーがゲームに勝利します。
『ito (イト) 〜アカイイト〜』の終了条件
- 100ちょうどのペアができた時
- 5ポイント以上の人が、2人以上になった場合
『ito (イト) 』のレビュー
ワイワイ盛り上がるパーティーゲーム!
他プレイヤーの尺度・価値観を知るのが面白いゲームでした。
『クモノイト』については、ベースシステムを『ザ・マインド』を参考に作られているそうです。
『ザ・マインド』では、延々と無言でプレイし続けて手札枚数だんだんと増えて難易度レベルが上がっていくというゲームでしたが、本作はそこにストーリー性と数字のヒントをテーマカードを使って喋るルールが加えられており、これによってワイワイ楽しめるパーティーゲームになっています。
他プレイヤーの価値観を知れる面白さ!
協力してクリアするには、他プレイヤーの「手札の宣言」について尺度を探る必要があるのですが、個人的な思い入れなどによってその辺の順位付けが他の人と異なっていたりするのが面白いところです。
繰り返し遊ぶうちに、どの位のニュアンスで言っているのかの傾向性も見えてきたりするのも面白いところです。
初対面の人と遊ぶのにも良さそう!
『アカイイト』については、2人で協力しつつも他プレイヤーを出し抜く必要があるので欲しいカードを持っているプレイヤーが重複した場合には交渉が必要になります。
その辺は、お互いの得点状況などを見つつ判断する必要がありますが積極的に発言する人の方がペアを作りやすいのかなという印象は受けました。
「アカイイト」については、遊ぶシーンとしては合コンや結婚式の2次会なんかで遊んでみてもいいのかなと思ったり。他の人の尺度にツッコミを入れつつ遊ぶような感じが非常に盛り上がるのではと。
itoというタイトルは、「意図」と「糸」の2つの意味を持っているそうで、タイトルにベストマッチなゲームになっています。
『ザ・マインド』のバリアントルールっぽいけど全く違ったプレイ感!
すでに『ザ・マインド』を知っていると、そちらのゲームへのバリアントルールのように見えるかと思います。
実際にプレイしてみると、お互いのコミュニケーションの部分に重きが置かれていて全く異なったプレイ感になっています。イメージ的には数字を出し切ること<相手の意図を汲むことな感じです。
これはルール概要を聞いただけではうまく伝わらないので、実際に遊んで体験していただきたいところです。
おわりに
今回はお互いの価値観が知れる協力カードゲーム『ito (イト) 』をご紹介しました。
お互いの数字の例え方にワイワイと盛り上がれるパーティーゲームです。手軽に遊べるパーティーゲームをお探しの方におすすめです。ここまでお読みいただきありがとうございました1