ゲーム名 | ザ・クルー:第9惑星の探索 (The Crew: The Quest for Planet Nine) |
---|---|
作者 | Thomas Sing |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 20分 |
対象年齢 | 10歳~ |
出版社 | KOSMOS |
『ザ・クルー:第9惑星の探索』の概要
『ザ・クルー:第9惑星の探索』は、協力型のトリックテイキングゲームです。プレイヤーは宇宙を探索するクルーのメンバーとして50のミッションを解決して第9惑星へ到達することを目指します。
各プレイヤーは、手番でカードを1枚出し最も強いカードを出したプレイヤーが全員が出したカードを獲得します。
ミッションカードには各プレイヤーが獲得するべきカードなどが示されており、全プレイヤーが課されたカードを獲得するとミッションを1つクリアしたことになります。
『ザ・クルー:第9惑星の探索』が「ドイツ年間エキスパートゲーム大賞2020」にノミネート!
『ザ・クルー:第9惑星の探索』は、ドイツで権威のあるゲーム賞「ドイツ年間エキスパートゲーム大賞2020(Kennerspiel des Jahres 2020)」にノミネートされています。
【ドイツ年間ゲーム大賞2020】ノミネート作品&推奨作品一覧
『ザ・クルー:第9惑星の探索』の内容物
- プレイングカード:40枚
(カラーカード:36枚、ロケットカード:4枚) - リマインダーカード:5枚
- タスクカード:36枚
- トークン:16個
(タスクトークン:10個、通信トークン:5個、遭難信号トークン:1個) - コマンダートークン:1個
- ルールブック
「プレイングカード」は、「1」〜「9」のカラーカードが各色(赤・青・緑・黄)1枚ずつ。そして、ロケットカードと呼ばれる黒色のカードが「1」〜「4」 1枚ずつとなっています。
ロケットカードはゲーム中切り札と呼ばれ、どんなカラーカードよりも強いカードです。
『ザ・クルー:第9惑星の探索』のルール
ゲーム準備
各プレイヤーに40枚の「プレイングカード」を均等に配ります。
勝利条件&終了条件
ミッションにクリアするとゲームに勝利し、ゲームは終了します。
一方、ミッションをクリアできない場合はゲームに敗北し、ゲームは終了します。
ニコ
コミュニケーションルール
各プレイヤーはお互いに手持ちのカードについて話すことはできません。
その代わり「通信トークン」を使用してコミュニケーションすることができます。
手札のカードを1枚公開して、仲間にヒントを出すことができます。その際、「通信トークン」をカードの上にのせて、出した色のカードが手札の中において「最大のカード」か「唯一のカード」か「最小のカード」かを示します。
そして、公開したカードが未プレイであることを示すために、「リマインダーカード」を持ちます。
上の写真の例では、黄「8」の獲得が「タスクカード」で示されているので、手札の黄「9」を出したら、黄「8」を出してね。ということを伝えたいヒントになります。
カードのプレイ
手番ではリードプレイヤーから順に各プレイヤーがカードを1枚ずつ出します。
リードプレイヤーが出したカードと同じ色のカードを1枚プレイ。出せない場合には、他の色のカードをプレイするという形になります。
最も大きい数字のカードを出したプレイヤーが全てのカードを獲得し、次のリードプレイヤーになります。
ミッションについて
最初のラウンドであれば5枚の「タスクカード」が配られ、それぞれ誰がその「タスクカード」を達成するかを決めます。
カードプレイで勝利して獲得したカードの中に、「タスクカード」と一致するカードがあれば達成となります。
『ザ・クルー:第9惑星の探索』のレビュー
段々と上がっていく難易度に悶絶!
段々と難易度が上がっていく独特のプレイ感のトリックテイキングゲームです。第1ミッションは、どんな順で「タスクカード」を達成するかなど決められておらず自由度も高いのですが、ミッションが進むにつれて「タスクカード」の解決順などが追加されることにより難易度が上がります。
最初の10ミッションは宇宙に出る前の基本訓練。11ミッション目から本格的に宇宙に繰り出すという設定になっているのですが、私が遊んだ限りには訓練段階でもなかなかの難易度でした。(そして途中で諦めた)
意思疎通がうまくいった時の高揚感がクセになる!
「タスクカード」をクリアするあたり、意思疎通がうまくいって戦略がピタッとはまった時の高揚感があります。
唯一の意思疎通の方法である「通信トークン」にてミッションを解決するために決定的なヒントを与えられた時、そしてそれが理解できた時の喜びは通常のトリックテイキングゲームとは違った協力型ならではの楽しさがあります。
私が遊んだことのある協力型のトリックテイキングゲームには「七つの紋章七つの部族(妖怪セプテット)」や「オツカイフクロウの苦労話(Trick’n Trouble)」などがあるのですが、これら2つのゲームは、手札交換による意思疎通ができます。
そのカードを渡された意味などを考えてベストなタイミングでカードをプレイして理想通りにトリックを取れた時にも同じ楽しさを感じました。
メンバー間のコミュニケーション練度が上がっていく楽しさ!
意思疎通については、繰り返し遊ぶことで段々とコツを掴んでうまくミッションをクリアすることができるようになっていきます。
ミッションに失敗することで学びがあり、リプレイすることでカードプレイングや他プレイヤーに何を伝えるべきかなどのコミュニケーションスキルが向上していくというのもゲームとして面白い点かと思います。
このような失敗と成功の繰り返しの苦労を共有していくというのは、ゲームが終わった時に「あの時あーだった、こーだった」という感想戦も盛り上がること間違いなしです。
50ミッションは多すぎる!達成したら最高の思い出になりそう!!
トリテ力の高い人間同士で遊ばない限り、全ミッションをスムーズにクリアするのはなかなか大変でしょう。
成長する楽しみが味わえる一方で、全ミッションをクリアするとなると、プレイ時間は数時間規模でかかるものと思われます。
完全クリアを目指すとすると、定期的に集まって少しずつ遊ぶか、ハマったメンバーを集めてぶっ通しでやるなど遊ぶ環境を選ぶかなという印象です。通常であれば、10ミッションクリアするだけでお腹いっぱいなはず。
とはいえ、全50ミッションをクリアしたら最高の思い出になるだろうなとは思います。
『ザ・クルー:第9惑星の探索』のまとめ
今回は、協力トリックテイキングゲーム『ザ・クルー:第9惑星の探索』をご紹介しました。SPIEL’19のスカウトアクション1位、そしてドイツ年間エキスパートゲーム大賞2020にノミネートされたカードゲームなので、トリックテイキングゲーム好きには絶対プレイしてもらいたい一作です。
⭕️:うまく意思疎通が取れるとアガる!
⭕️:失敗して学んで成長できる!
❌:ミッション多すぎ!
『ザ・クルー:第9惑星の探索』の追加ミッション
ゲームを購入された方は、こちらも要チェックです‼️
【特集】無料で遊べるプリント&プレイボードゲームゲーム50選まとめ
というわけで、ここまでお読みいただきありがとうございました!
ゲーム名 | ザ・クルー:第9惑星の探索 (The Crew: The Quest for Planet Nine) |
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作者 | Thomas Sing |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 20分 |
対象年齢 | 10歳~ |
出版社 | KOSMOS |
『ザ・クルー:第9惑星の探索』の概要
『ザ・クルー:第9惑星の探索』は、協力型のトリックテイキングゲームです。プレイヤーは宇宙を探索するクルーのメンバーとして50のミッションを解決して第9惑星へ到達することを目指します。
各プレイヤーは、手番でカードを1枚出し最も強いカードを出したプレイヤーが全員が出したカードを獲得します。
ミッションカードには各プレイヤーが獲得するべきカードなどが示されており、全プレイヤーが課されたカードを獲得するとミッションを1つクリアしたことになります。
『ザ・クルー:第9惑星の探索』が「ドイツ年間エキスパートゲーム大賞2020」にノミネート!
『ザ・クルー:第9惑星の探索』は、ドイツで権威のあるゲーム賞「ドイツ年間エキスパートゲーム大賞2020(Kennerspiel des Jahres 2020)」にノミネートされています。
【ドイツ年間ゲーム大賞2020】ノミネート作品&推奨作品一覧
『ザ・クルー:第9惑星の探索』の内容物
- プレイングカード:40枚
(カラーカード:36枚、ロケットカード:4枚) - リマインダーカード:5枚
- タスクカード:36枚
- トークン:16個
(タスクトークン:10個、通信トークン:5個、遭難信号トークン:1個) - コマンダートークン:1個
- ルールブック
「プレイングカード」は、「1」〜「9」のカラーカードが各色(赤・青・緑・黄)1枚ずつ。そして、ロケットカードと呼ばれる黒色のカードが「1」〜「4」 1枚ずつとなっています。
ロケットカードはゲーム中切り札と呼ばれ、どんなカラーカードよりも強いカードです。
『ザ・クルー:第9惑星の探索』のルール
ゲーム準備
各プレイヤーに40枚の「プレイングカード」を均等に配ります。
勝利条件&終了条件
ミッションにクリアするとゲームに勝利し、ゲームは終了します。
一方、ミッションをクリアできない場合はゲームに敗北し、ゲームは終了します。
ニコ
コミュニケーションルール
各プレイヤーはお互いに手持ちのカードについて話すことはできません。
その代わり「通信トークン」を使用してコミュニケーションすることができます。
手札のカードを1枚公開して、仲間にヒントを出すことができます。その際、「通信トークン」をカードの上にのせて、出した色のカードが手札の中において「最大のカード」か「唯一のカード」か「最小のカード」かを示します。
そして、公開したカードが未プレイであることを示すために、「リマインダーカード」を持ちます。
上の写真の例では、黄「8」の獲得が「タスクカード」で示されているので、手札の黄「9」を出したら、黄「8」を出してね。ということを伝えたいヒントになります。
カードのプレイ
手番ではリードプレイヤーから順に各プレイヤーがカードを1枚ずつ出します。
リードプレイヤーが出したカードと同じ色のカードを1枚プレイ。出せない場合には、他の色のカードをプレイするという形になります。
最も大きい数字のカードを出したプレイヤーが全てのカードを獲得し、次のリードプレイヤーになります。
ミッションについて
最初のラウンドであれば5枚の「タスクカード」が配られ、それぞれ誰がその「タスクカード」を達成するかを決めます。
カードプレイで勝利して獲得したカードの中に、「タスクカード」と一致するカードがあれば達成となります。
『ザ・クルー:第9惑星の探索』のレビュー
段々と上がっていく難易度に悶絶!
段々と難易度が上がっていく独特のプレイ感のトリックテイキングゲームです。第1ミッションは、どんな順で「タスクカード」を達成するかなど決められておらず自由度も高いのですが、ミッションが進むにつれて「タスクカード」の解決順などが追加されることにより難易度が上がります。
最初の10ミッションは宇宙に出る前の基本訓練。11ミッション目から本格的に宇宙に繰り出すという設定になっているのですが、私が遊んだ限りには訓練段階でもなかなかの難易度でした。(そして途中で諦めた)
意思疎通がうまくいった時の高揚感がクセになる!
「タスクカード」をクリアするあたり、意思疎通がうまくいって戦略がピタッとはまった時の高揚感があります。
唯一の意思疎通の方法である「通信トークン」にてミッションを解決するために決定的なヒントを与えられた時、そしてそれが理解できた時の喜びは通常のトリックテイキングゲームとは違った協力型ならではの楽しさがあります。
私が遊んだことのある協力型のトリックテイキングゲームには「七つの紋章七つの部族(妖怪セプテット)」や「オツカイフクロウの苦労話(Trick’n Trouble)」などがあるのですが、これら2つのゲームは、手札交換による意思疎通ができます。
そのカードを渡された意味などを考えてベストなタイミングでカードをプレイして理想通りにトリックを取れた時にも同じ楽しさを感じました。
メンバー間のコミュニケーション練度が上がっていく楽しさ!
意思疎通については、繰り返し遊ぶことで段々とコツを掴んでうまくミッションをクリアすることができるようになっていきます。
ミッションに失敗することで学びがあり、リプレイすることでカードプレイングや他プレイヤーに何を伝えるべきかなどのコミュニケーションスキルが向上していくというのもゲームとして面白い点かと思います。
このような失敗と成功の繰り返しの苦労を共有していくというのは、ゲームが終わった時に「あの時あーだった、こーだった」という感想戦も盛り上がること間違いなしです。
50ミッションは多すぎる!達成したら最高の思い出になりそう!!
トリテ力の高い人間同士で遊ばない限り、全ミッションをスムーズにクリアするのはなかなか大変でしょう。
成長する楽しみが味わえる一方で、全ミッションをクリアするとなると、プレイ時間は数時間規模でかかるものと思われます。
完全クリアを目指すとすると、定期的に集まって少しずつ遊ぶか、ハマったメンバーを集めてぶっ通しでやるなど遊ぶ環境を選ぶかなという印象です。通常であれば、10ミッションクリアするだけでお腹いっぱいなはず。
とはいえ、全50ミッションをクリアしたら最高の思い出になるだろうなとは思います。
『ザ・クルー:第9惑星の探索』のまとめ
今回は、協力トリックテイキングゲーム『ザ・クルー:第9惑星の探索』をご紹介しました。SPIEL’19のスカウトアクション1位、そしてドイツ年間エキスパートゲーム大賞2020にノミネートされたカードゲームなので、トリックテイキングゲーム好きには絶対プレイしてもらいたい一作です。
⭕️:うまく意思疎通が取れるとアガる!
⭕️:失敗して学んで成長できる!
❌:ミッション多すぎ!
『ザ・クルー:第9惑星の探索』の追加ミッション
ゲームを購入された方は、こちらも要チェックです‼️
【特集】無料で遊べるプリント&プレイボードゲームゲーム50選まとめ
というわけで、ここまでお読みいただきありがとうございました!