メディチカードゲーム(Medici: The Card Game)
ゲーム名 | メディチカードゲーム Medici:The Card Game (2016, Group SNE) |
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デザイン | ライナー・クニツィア(Reiner Knizia) |
人数 | 2~6人 |
年齢 | 10歳~ |
時間 | 30分 |
ライナー・クニツィア氏の3大競りゲームの1つと呼ばれる「メディチ(Medici)」をカードゲーム化した作品です。本家のボードゲームにある競りの要素を取り除いた、セットコレクションカードゲームになっています。
自分の船に5つの商品を乗せ出荷します。商品の品揃えによって、獲得できるお金が変わります。他のプレイヤーを出し抜いて、よりお金を稼ぐことを目指します。
『ライナー・クニツィア』氏について
ゲームデザインは、「ライナー・クニツィア(Reiner Knizia)」氏。代表作は、『チグリス・ユーフラテス(Tigris & Euphrates)』や『ラー(Ra)』などです。多作であることで知られており、世界最大級のボードゲームデータベースサイト「Board Game Geek」には487ゲームが登録されています。日本でも、数多くの作品が日本語化されています。
『モダンアート(Modern Art)』、『ラー(Ra)』、『メディチ(Medici)』が、ライナ・クニツィア氏の3大競りゲームと呼ばれています。
参考
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ゲームの目的
フィレンツェで一番の商人を目指すため、お金を稼ぎます。
勝利条件
- ゲーム終了時、最も多くのお金をもっているプレイヤーがゲームに勝利します。
ゲーム終了条件
- 合計3ラウンドが終了したとき、ゲームが終了します。
ゲーム詳細
ゲームは「交易」と「収入」の2つのフェーズにわかれています。
ゲームは、場に出てくる商品カードを獲得することで進みます。
カードの色は全部で5種類。0~5の数字が書かれています。(一部特殊カードもあり)
1.交易
- プレイヤーは、手番で山札からカードを1枚めくり、共通の場にオープンします。
3枚まで共通の場にオープンすることができ、場に出ているカードから1~3枚を獲得します。カードを獲得する時、最後にオープンにしたカードを必ず獲得しなければいけません。
これを繰り返し、全てのレイヤーの手元のカードが5枚になるまで続けます。船のボードがあるわけではないのですが、船に積み込んだ図です。
2.収入
- 各プレイヤーの獲得したカードに応じて、収入を得ます。
- ラウンド中に獲得した5枚の商品カードに書かれた数字の合計値を比べます
1位:30金
2位:15金 - 過去のラウンドも含め、獲得した所品カードに書かれた商品アイコンの数の合計値を色毎に比べます
1位:10金
2位:5金
5つ以上(順位関係なし):10金
「収入」の処理が終わると、ラウンドが終了します。これを3ラウンド分繰り返し、ラウンド終了時に所持金の最も多いプレイヤーがゲームに勝利します。
おわりに
点数の高いカードを取るのか、それとも色を絞って商品カードを集めるのかが非常に悩ましいです。詳細は割愛しましたが、カードの中には船の積み込み制限(5つ)に含まれないカードや商品アイコン2つ分の効果を持つカードなどがあります。
これらの特殊なカードを獲得して、うまく他のプレイヤーを引き離せるかが勝利への鍵になっています。しかし、最後にめくったカードを1枚必ず獲得することになるため、カードの引き運もゲームの展開に大きく影響します。ここをどのように戦略でカバーできるかが、ゲーマーとしての腕の見せ所かもしれません。他のプレイヤーの場を見ながら、どの商品で1位を獲得するためにどの商品を獲得するか悩むゲームでした。
それではまた~。