【レビュー】ウイングスパン (Wingspan)|愛鳥家として様々な鳥達を集めるカードゲーム!

【レビュー】ウイングスパン (Wingspan)
ゲーム名 ウイングスパン
(Wingspan)
ゲームデザイン Elizabeth Hargrave
プレイ人数 1~5人
プレイ時間 40~70分
対象年齢 10歳以上
版元 Stonemaier Games
メーカー アークライト

『ウイングスパン』ってどんなゲーム?

プレイヤーは、愛鳥家となり多くの鳥を見つけて自分の敷地に呼び寄せます。

敷地内には3種類の土地があり、それぞれに住むことができる鳥を呼び込むことができます。各鳥ごとに配置できる場所が決まっており、「鳥の配置」「餌の獲得」「卵の獲得」「カードの獲得」の4種類のアクションを行います。

概要:ウイングスパン (Wingspan)

「餌の配置」「卵の獲得」「カードの獲得」では基本アクションに加えて配置済みの鳥の効果を使用することができるので、段々と1アクションにより得られる効果が増えていきます。

100種類以上の鳥カードが特徴で、非常に繊細に描き込まれたアートは必見です。

『ドイツ年間ゲーム大賞2019』大賞受賞作品!

(引用:Spiel Des Jahres

本作は、ドイツ年間ゲーム大賞2019のエキスパート部門で大賞を獲得した作品となっています。

ゲームデザイナーは、Elizabeth Hargrave氏。過去作には『Tussie Mussie』という花のイラストが特徴的なゲームがあり、本作が2作目となるようです。(BGG調べ)

日本語版はアークライト社から発売予定

アークライト社から『ウイングスパン 完全日本語版』が発売されることが発表されています。(発売日は未定)

内容物

  • ルールブック    1冊
  • 付録(カード解説など)1冊
  • 目標ボード   1枚
  • 鳥カード置き場   1つ
  • プレイヤーマット   5枚
  • 餌箱型ダイスタワー  1つ
  • 得点表    1綴
  • 鳥カード 170枚
  • ボーナスカード  26枚
  • 卵トークン  75個
  • 木製ダイス   5個
  • 木製アクションキューブ  40個
  • 食料トークン 103個
  • 目標タイル   1枚
  • スタートプレイヤートークン   1個

ゲームの準備

ゲームの準備:ウイングスパン (Wingspan)

場の中央に「鳥カード」「食料トークン」「ダイスタワー」「目標ボード」「目標タイル」「ボーナスカード」を配置します。

鳥カード:ウイングスパン (Wingspan)

「鳥カード」は、場に3枚公開された状態で並びます。

個人ボード|ウイングスパン (Wingspan)

各プレイヤーには「個人ボード」「アクションキューブ」「ボーナスカード」「鳥カード」「食料トークン」を配ります。

その後、各プレイヤーは「鳥カード」と「食料トークン」の合計が5(枚/個)になるように選びます。

個人ボード

個人ボード|ウイングスパン (Wingspan)

「個人ボード」上のカード配置エリアは「森林」「草原」「水辺」の3種類があり、それぞれ手番行えるアクションがカード配置スペースに示されています。

食料トークン

食料トークンは「無脊椎動物」「種子」「魚」「果実」「小動物」の5種類で構成されており、ダイストレイから「ダイス」を取ることでこれらのアイコンに応じた資源トークンを獲得します。

食料トークン|ウイングスパン (Wingspan)

ニコ

餌箱型ダイスタワーは非常にリアルな作りでテンションが上がります!

鳥カード

「鳥カード」内のアイコンは下の写真のようになっています。

鳥カード|ウイングスパン (Wingspan)

カード効果は、「食料トークン」を産むもの、新たに「鳥カード」を引くものなどメインの4つのアクションの代用となるものを中心に様々です。

中には配置済みのカードの下に手札の鳥カードを配置する(埋める)ものなどもあり、埋められたカードはゲーム終了時の得点になります。

ゲームの流れ

プレイヤーは、手番で以下4つのアクションのうち1つを選んで行います。

  • 1. 「鳥カード」のプレイ
  • 2. 「食料トークン」の獲得&「森林」エリアのカード効果発動
  • 3. 「卵」の獲得&「草原」エリアのカード効果発動
  • 4. 「鳥カード」の獲得&「水辺」エリアのカード効果発動

アクションを行う際は、アクションキューブを消費します。このアクションキューブがなくなるとラウンドが終了します。

1. 「鳥カード」のプレイ

手札から「鳥カード」をゲームボード上の好きなエリアに配置します。

鳥カードのプレイ|ウイングスパン (Wingspan)

カードを配置する際、カードに示されている「食料トークン」を支払う必要があります。また、配置する先のエリアの上には必要な「卵」が書かれている(2列目以降)ので、そのコストも追加で支払う必要があります。

カードは各行左側から配置していく必要があり、カードのエリアが右側へ行くほど配置に必要な「卵」コストは高くなります。

2. 「食料トークン」の獲得&「森林」エリアのカード効果発動

ダイストレーにあるダイスを取り、それに応じた「食料トークン」を獲得します。獲得できるトークンの枚数は個人ボードの「森林」エリアに示されているアイコンに従います。

その後、個人ボードの「森林」エリアに配置されているカードのカード効果を右から順に発動します。

3. 「卵」の獲得&「草原」エリアのカード効果発動

「卵」を獲得して「卵」が配置可能なカードの上に配置します。

獲得できる「卵」の数は「草原」エリアに示されているアイコンに従います。

4. 「鳥カード」の獲得&「水辺」エリアのカード効果発動

「鳥カード」を獲得して手札に加えます。

獲得できる「鳥カード」の枚数は「水辺」エリアに示されているアイコンに従います。

ラウンドの終了

手持ちのアクションキューブがなくなるとラウンドが終了します。

ラウンドの終了|ウイングスパン (Wingspan)
▲ゲーム終了時の様子

その後、ラウンド終了時の得点を計算し、使用済みのアクションキューブをボーナス得点ボードに配置します。

さいごに、残りのアクションキューブを回収して次のラウンドを開始します。アクションキューブがラウンドを進むにつれて減っていくことになります。

  • 1ラウンド目:8個
  • 2ラウンド目:7個
  • 3ラウンド目:6個
  • 4ラウンド目:5個

ラウンド終了時のボーナス得点

各ラウンド毎に目標条件達成の順位を確認します。

ラウンド終了時の得点|ウイングスパン (Wingspan)

上の写真の場合は以下のような条件になります。

  • 1ラウンド目:「森林」エリアに配置済みの「鳥カード」の数
  • 2ラウンド目:配置済みの「鳥カード」の数
  • 3ラウンド目:「草原」エリアに配置済みの「鳥カード」の数
  • 4ラウンド目:「卵」が乗っていてすりばち状(器みたいなやつ)のアイコンの書かれた「鳥カード」の数

場の中央に「鳥カード」「食料トークン」「ダイスタワー」「目標ボード」「目標タイル」「ボーナスカード」を配置します。

ゲームの終了と得点計算

全4ラウンドが終了するとゲームが終了します。その後、各得点を合計します。

  • 配置した鳥カードの得点
  • ボーナスカードの得点
  • ラウンド終了時の得点
  • 「卵」「食料トークン」「鳥カードに重なったカード」各1点

レビュー

ポイント

良い点とネガティブな点をまとめるとこんな感じです。

良い点
  • 鳥たちのアートとコンポーネントが素敵!
  • カードの配置場所・順の戦略を考えるのが楽しい!
  • ラウンド終了時のボーナスによってプレイ感が変化!
ネガティブな点
  • 鳥カードの各アイコンが小さくて視認性が悪い…

鳥たちのアートとコンポーネントが素敵!

このゲームの全体的な美しさは非常に素晴らしいです。各鳥カードの繊細なアートワークはもちろんダイスタワーの巣箱の再現度なども非常に高いです。

得点ボード裏面|ウイングスパン (Wingspan)

なお、個人ボードの裏面は革をあしらったボードになっています。普通はボードの裏面ってゲームで使用しないのでこだわるい必要ないポイントなのにこのこだわりようです。細部までこだわって作られているデザインは必見です!

どの鳥カードをどのような順で配置するのかの戦略を考えるのが楽しい!

手番で行うことは4種類のアクションですが、ゲームが進むにつれてカード効果によるアクション数が増えていきます。(一方でアクションマーカーは減りますが・・・)

各鳥の特殊効果をどのように使うのか、より多く特殊効果を発揮するには同じエリアのどこかに集中して「鳥カード」を配置するべきだと考えます。

しかし、カードを配置するための資源は他のエリアのアクションを行わないとままならないというもちつ持たれつな調整がされています。また、ラウンド終了時のボーナスなどがそれを阻みます。今回のプレイでは、3つのエリアでそれぞれバランスよくカードが配置される展開となりました。

ラウンド終了時のボーナスは中期目標を示すと共にリプレイアビリティを確保!

ラウンド終了あとに4回登場する目標タイルは、ゲームの度に変化するためリプレイアビリティを確保している他、中間目標として大きな役割を果たしています。

ここでの得点差が、ゲーム終了時の得点において他プレイヤーとの差が開く大きな要素になっていました。

「鳥カード」については、コストが高いほど得点や効果が強いのですが、この中間目標で鳥カードの枚数を競わされる傾向になるあるため強いカードばかりを場に出すだけでは点差が開くようなゲームデザインになっています。

なので、目標達成による得点を得つつカード効果によるアクションの最適化を進めるのはなかな難しくここを考えるのが楽しいポイントであると感じました。

鳥カードの各アイコンが小さくて視認性が悪い…

ネガティブな点をあげるとすると、カードの細かい各アイコンの視認性が悪いというところでしょうか。

特に鳥の持つことのできる卵の数や鳥の特徴アイコンなどは小さく白でうっすら書かれているので、視認性はあまり良くないかと思います。おしゃれで 美しいカードのデザインとトレードオフなので致し方ないところではありますが、小さいアイコンを見るのが辛いと辛いかもしれません。

ゲーム自体の面白さを損なうほどのものではないかと思います。

おわりに

愛鳥家として鳥を集めるカードゲーム『ウイングスパン』をご紹介しました。カード同士のコンボなどが楽しいゲームなので、『テラフォーミング・マーズ』なんかがお好きな方は遊んでみると良いかと思います。

カードテキストの多いゲームなので、日本語版の発売を待つのが良いかと思われます。英語版については、サイコロ堂さんの通販で取り扱われているのでどうしても気になる方はチェックしてみてもいいかもしれません。

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