ゲーム名 | ヤマタイ(Yamataï) |
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メーカー | Days of Wonder (2017) |
ゲームデザイナー | Adrian Adamescu, Daryl Andrews |
人数 | 2~4人 |
時間 | 40~80分 |
年齢 | 13歳~ |
邪馬台国のため、立派な都市を造るゲーム!
プレイヤーは建築家になり、他のプレイヤーよりも立派な都市を造ることを目指します。
船を駆使して資源を集め、寺院や鳥居などの建物を建築していきます。全ては卑弥呼様のために!
手番では、船隊タイルを取り、船を配置するというアクションをベースに様々なサブアクションを実施することでゲームが進むようです。
彩りが鮮やかで、盤面に立体感があって非常に魅力的です。最近のゲームでいうところの『ヘラス』や『ヴィアネビュラ』に通じるものを感じます。
ゲームデザインは『キングドミノ』をデザインしたブルーノ・カタラ氏とDays of wonderの組み合わせです。このコンビでは『ファイブ・トライブス:ナカラの魔人』を過去に制作しています。
ヤマタイ(Yamataï)の【ゲーム準備】
場の中央にゲームボードと、必要コンポーネントをセットします。
また、各プレイヤーにプレイヤーボードと建物駒などのコンポーネントを配ります。個人用ボードには、手番で行う5つのアクションが書かれています。
ヤマタイ(Yamataï)の【ルール】
手番では、最大5つのアクションを行うことができます。
- 船団タイルを選ぶ(必須)
- 交易(任意)
- 船駒の配置(任意)
- 船駒の回収(任意)
- 専門家の雇用(任意)
1.船団タイルを選ぶ
ゲームボード上には、ラウンド毎に船団タイルが6枚配置されています。
手番の最初で、プレイヤーは手番プレイヤーから順に船団タイルを1枚選びます。これにより、船駒の獲得と特殊アクションを得ます。
タイルの下中央には、数字が書かれています。これは、全プレイヤーがタイルを獲得した後の手番順を決めるものです。タイル獲得後、数字の小さいプレイヤーから順に2~5のアクションを行います。
2.交易
船コマの売買をすることができます。
3.船駒の配置
手持ちの船駒をゲームボード上に配置します。配置する際、既に配置されている船駒に繋げて置く必要があります。その時、既に配置されている駒と同じ色のものを置くある必要があります。(※ゲーム開始時は、ゲームボードの左端)
島について
船駒は、ボード上の島々の間を縫うように配置されていきます。
島には、最初は「文化トークン(家紋みたいなやつ)」が置かれています。これが獲得された後に「建物駒」を建てることができるようになります。
A. 文化トークンの獲得
船駒の配置時、隣接する島に文化トークンがある場合には、それを1つ獲得することができます。
B. 建物の建設
建物の建設コストを満たす船駒が、島の周りに配置されているとき建物を建築することができます。このアクションは、「A.文化トークンの獲得」と同時に行うことはできません。
4.船駒の回収
「3.船駒の配置」では、全ての船駒を置く必要はありません。残った船駒は、1つだけ個人ボードで保管することができます。
5.専門家の雇用
文化トークンを支払うことで、ゲームボードに置かれている専門家タイルを獲得します。これによって、固有のアクションを行うことができるようになります。
例:「黄色の船駒を好きな船駒2つに変更できる」など
これを繰り返し、ゲーム終了条件を満たすまで行います。
ゲーム終了条件
ゲーム終了条件は、主に2つあります。
- いずれかのプレイヤーが最後の建物を建設したとき
- ラウンドの準備時、船駒/専門家タイル/建物タイルのいずれかが補充できなくなったとき
ゲーム終了後、以下の項目を合算して最も得点の高いプレイヤーがゲームの勝者となります。
ヤマタイ(Yamataï)の【レビュー】
様々な形の船や建物駒が盤上を彩ります。盤面をみていてまずワクワクします。
船駒の取り方や置き方が非常にゲームの状況を左右するので、他のプレイヤーの獲得したタイルなどを見つつ戦略を予想して自分のやりたいことをやっていきます。
しかしながら、直前のプレイヤーの船駒が置かれたところで自分の戦略を思い巡らせる必要もあるのでダウンタイムはやや長いと感じてしまう方もいるかもしれません。
船が沢山欲しいけれど、協力者も欲しい。船を沢山とれば手番が遅くなるなどなど。あちらを取れば、こちらが立たずというジレンマが味わえるゲームだなと思いました。
おわりに
今回は、ジャパニーズテイストなゲーム『ヤマタイ(Yamataï)』をご紹介しました。盤面に建物を建てたりするのが好きな方にはオススメです。