ニコ
こんにちは、ニコです。
今回は、遊園地を造ってミープル達を受け入れるタイル配置ゲーム「ミープルランド」をご紹介します!
結論から言うと、タイル配置ゲーム好きな方や、先を見越した資源管理が好きな方におすすめの中量級ゲームです!
「ミープルランド」は夢の遊園地を作るタイル配置ゲーム!
「ミープルランド」は夢の遊園地を作るタイル配置ゲーム。
入場者が喜ぶアトラクションを設置していき入場者・ミープル達を迎え入れることで収益を獲得する。
得た収益でさらに遊園地を拡充し、評判の高い遊園地を作り出すことを目指す。
手番でやることは、タイルを購入してゲームボードに配置。ラウンド終了時に入場者を遊園地に配置するだけという単純なルール。
しかしながら、タイル配置の制約やミープル獲得のためのパスタイミングが悩ましい、遊びごたえのあるゲーマー向けなゲームという印象でした。
ゲームデザイナーは、Cyrille Allard氏とFrédéric Guérard氏のコンビ。Cyrille Allard氏は、「イッツアワンダフルワールド」も手がけています。
ニコ
「ミープルランド」のルール/遊び方
「ミープルランド」のゲーム準備
各プレイヤーに個人ボードと入場ゲート、スコアパッドを配りる。
場の中央には遊園地のアトラクションタイル、とバスの上に入場者駒を配置する。
▲バス&入場者駒
「ミープルランド」のゲームの流れ
手番は、「タイルの購入」「広告」「パス」の3つのうちいずれか1つを選択する。
A. タイルの購入
中央から施設のタイルを購入して、個人ボードに配置する。
タイル配置時、既存のタイルと道が繋がっている必要がある。また、タイルに指定の施設の隣接が指定されている場合には、施設を既に建設しておく必要がある。
B. 広告
広告タイルを購入することで、追加の入場者駒を獲得する。
C. パス
パスを選択するとそれ以上「A. タイルの購入」「B. 広告」のアクションを行うことができなくなる。
その際、バスを1台選ぶ。
全プレイヤーが「C.パス」を選択するとラウンド終了の処理を行う。「バス」には、2種類の色のミープルとその数が描かれている。
「ミープルランド」のラウンド終了
ラウンド終了処理は、4つの流れで行われる。
「ミープルランド」のゲーム終了と得点計算
4ラウンドが終了すると、ゲームが終了。
得点計算は、「アトラクションの種類」「入場者の数」「パークレイアウト」の3種類で行われる。
- アトラクションの種類:7/8/9/10/11/12種類で、2/6/10/15/20/25ptを獲得
- 入場者の数:緑/青が1pt、ピンク/黄が2ptを獲得。※配置できなかったものはマイナス点に
- パークレイアウト:途切れた道1つごとに-2pt
勝利点を合算して、最も得点の高いプレイヤーが勝者となります。
これ、めちゃ点数低いです。
ニコ
「ミープルランド」のレビュー
見た目のワクワク感がすごい!が、遊び応えのあるゲーマー向けゲーム!!
遊園地がテーマということで、非常に見た目が鮮やかでワクワク感を駆り立てます。
ゲームに登場するアトラクションも12種類あり、まさに自分だけの遊園地を造っている感じがあります。
とはいえ、需要があってこその遊園地なのでめちゃくちゃ入場者に翻弄されます。見た目的には楽しいファミリーゲームっぽいのですが、がっつりゲーマー向けゲームだと思いました。
タイル選択めちゃむずで、悩ましい!
タイル配置のフェイズでは、アトラクションの種類を獲得することが高得点を狙うためには必要です。
一方で、様々な入場者駒を幅広く受け入れることのできる体制を作り、道が途切れない配置、建物を建てるのに必要な施設の事前建築などの要素があり、タイル選択にかなり悩みます!!
タイルorミープル、パスの選択タイミングのジレンマ!
アトラクションはより多い方が勝利点に繋がるので手持ちのお金がある限りには、「パス」をせずに施設を建設したくなります。
しかしながら、意図した入場者を獲得するには早めにパスをする必要があるというジレンマができあがっています。
このゲームにおいて、バスした際に供給される入場者駒も非常に重要です。
というのも、 配置しきれなかった入場者駒は失点になりますし、タイルを稼働させて収入を得ることもできません。
足りない入場者を穴埋めするために「B.収入」のアクションを使うことで回避できるようになっていますが、ラウンドが進むにつれてベース収入が減っていくので計画的なミープル配置&マネジメントが必要なのです。
見るところが多く、長考になりがち!
タイル選択の悩ましさで解説した通り、ルールの単純さに反して見るところ/考えるところが多いゲームです。
入場者駒をうまく取れないと本当に凹みます。前半のラウンドであればリカバリが効きますが、後半になればなるほど無駄な入場者駒は大失点につながります。
単純にタイルだけ綺麗に配置していれば勝利点が入るわけではなく、他プレイヤーのミープル需要によるパスタイミングの見極めも必要です。
この辺のやりくりが苦しい場面も多くあるため、好き嫌いは分かれる印象を受けました。長考になりがちなゲームですが、テンポ良く遊びたいところです。
この辺に悩んでいると他のプレイヤーの遊園地がどうなっているのか、どの色の駒を取りそうなのかまで余裕がなく見切れず、結果的にすんごく負けました😭
ニコ
「ミープルランド」のまとめ&こんな人におすすめ
今回は、「ミープルランド」をご紹介しました。タイル配置をしてミープル駒を配置するだけの単純なルールですが、タイルの選択とパスのタイミングのジレンマが悩ましいゲーマー向けのゲームでした。レビューのポイントは以下の通り。
⭕️:タイル選択めちゃむずで、悩ましい!
⭕️:タイルorミープル、パスの選択タイミングのジレンマ!
❌:見るところが多く、長考になりがち!
タイル配置ゲーム好きな方や、先を見越した資源管理が好きな方におすすめのゲームです。60分のプレイ時間に反してしっかり悩ませてくれるゲームとなっています!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
ゲーム名 | ミープルランド (Meeple Land) |
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ゲームデザイン | Cyrille Allard Frédéric Guérard |
プレイ時間 | 60分 |
プレイ人数 | 2~4人 |
対象年齢 | 10歳~ |
版元 | Blue Orange Games |
発売元 | 株式会社アークライト |
発売日 | 2021年8月5日 |
定価 | ¥6,380(税込) |