こんにちはニコです。「ゲームマーケット2020秋」から1ヶ月が経とうとしていますが皆さんいかがお過ごしでしょうか。ゲムマの新作ゲームを遊べましたか?
遅くなってしまい、今更感もありますが「ゲームマーケット2020秋」1日目に参加したのでその際のレポートになります!
インタビューなんかも満載なので、年末年始のお共にお読みくださいませ!!
「ゲームマーケット2020秋」について
『ゲームマーケット2020秋』は、「ゲームマーケット2020秋」は、11/14~11/15に開催されました。
開催日 | 2020年11月14日(土)~11月15日(日) |
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開催時間 | 10時~17時 |
会場 | 東京ビッグサイト(青海展示棟) A,Bホール |
住所 | 〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1 |
コロナ禍下での開催となり、今回からカタログではなく事前購入の電子チケットで入場する形に変更になりました。
来場者数は、1日目・2日目合計で13,300人でした。
【#ゲームマーケット 】
●ゲームマーケット2020秋 参加者人数ご報告
そのゲームマーケット2020秋(2020年11月14日(土)、15日(日) に開催)の参加者人数につきましてご報告させていただきます。
1日目 8,100 人
2日目 5,200 人
合計13,300人となりました。
詳しくは→https://t.co/TpADBjHOZ4
#ゲムマ— ゲームマーケット (@GameMarket_) November 16, 2020
それでは、企業ブースなどが多く出展されたエリア出展からご紹介します。
ニコ
A01 アークライト
先行販売、オリジナルグッズのほか、様々な新作ゲームの展示がされていました。
ドラゴンギアス
クラウドファンディングサイト・Makuakeで1500万円以上の出資を集めたゲームがついに製品化!
2人用の対戦ゲーム(※4人でのペア戦も可)で、1体のグランドドラゴンと7体のドレークを操って勝利を目指すゲーム。
それぞれの陣営は、行動をプロット。ドラゴンをドレークたちがサポートすることによって、相手のHPを削っていく。
Max Factoryが制作に携わったフィギュアがどんな仕上がりなのか気になります!!
ニコ
ユグドラサス
こちらもクラウドファンディングサイト・Makuakeで約2500万円の出資を集めた怪獣災害戦略ボードゲーム第3弾!
「ボルカルス」「レヴィアス」に続く怪獣災害戦略ボードゲーム第3弾で、今回は人類vs世界樹!プレイ時間が1日というインパクトでも話題になった作品。
世界を舞台に、陸海空でミッションが配置されていてそれらを解決してく。本作では、過去2作品と異なり協力要素のない対戦型ゲームになっているのも特徴。
世界樹は、敵であると同時に可変ダイスタワーになっているとのこと。カッコいい!!
ニコ
オン・マーズ
『ヴィニョス』『リスボア』など遊びごたえのある超重量級ゲームを作る作家ヴィタル・ラセルダによる火星開発ゲーム。
重量3.6kg、価格24000円と物理&金額的にもずっしりとしたゲームになっています。
ニコ
参考
オン・マーズ 完全日本語版ArclightGames Official
B01 ホビージャパン
先行販売、イベント限定品、ワケあり品のほか、様々な新作ゲームの展示がされていました。
ミクロマクロ〜クライムシティ〜
クライムシティの巨大マップをみながら様々な事件の真相を追う、「ウォーリーを探せ」にも似た新感覚の謎解きゲーム。
会場では、1.5倍に拡大したマップが壁に貼られておりスタッフの方から受け取った謎解きカードで謎を探すという体験ができる展示でした。
購入して遊びましたが、かなり遊びごたえがある内容となっていて楽しかったです。1人のプレイヤーは正解を示す役になるのですが、一緒にカードをめくるまでは探すことができるので全員で楽しめます。ストーリーも16種類収録。一度遊んでしまうと忘れるまで再度遊ぶことはできないのですが、かなり満足感は高かったです。
ニコ
セット&マッチ
ほぼほぼテニスをするおはじきゲーム。まさにテーブルテニスな内容となっていて、指の弾き加減の繊細さが勝負の鍵をにぎる。
パッチワーク:冬の贈り物
ウヴェ・ローゼンベルグ氏の名作タイルは一ゲーム「パッチワーク」がウィンターバージョンで発売。
タイルのデザインがクリスマス仕様に。さらに、凸型のクッキー型も同梱されている。
宿命の旅団
9枚のカードから4枚を選んで、順番にカードプレイをしていくゲーム。
各カードには凡庸な「名もなき能力」と偉大な「伝説の能力」の2種類のカード効果がある。1人だけが「伝説の能力」を使えば効果が発揮される。「ブルームサービス」のメインエンジンをインスパイアした仕組み。
ゲームマーケット2019秋で、WYゲームズから発表された『宿命の旅団』をチューンナップしており、ディベロップにI was gameの上杉真人氏が参加。
B02 JELLY JELLY CAFE
ゲムマ前日にアークライトとの協業を発表したJELLY JELLY CAFE。
新作ゲームのほかサントリーとコラボした「ボードゲームビール」もずらっと展示されていました。
JELLY JELLY CAFEインタビュー
代表の白坂さんからお話を少しだけ伺いました!
「ホッピンガレージ」と「ボードゲームビール」のAmazon売上ランキング1位おめでとうございます。
ニコ
白坂
ありがとうございます。ランキングはもちろん、今回サッポロビールさんと一緒にできたということがとても嬉しいです。
もっとこういったコラボレーションをやっていきたいと思っています。
例えば「きのこの山vsたけのこの里」の対戦ゲームみたいな、誰もが知ってるやつでコラボしたいです。
いいですね。たけのこの取り合いがおきそうですね(笑)
最新作として「パクモグ」が発表されました。我が家は3歳児がいるので、遊びたいなとおもったのですが対象年齢が6歳〜だったのでもう少しかかるなと思っていたところです。
ニコ
白坂
「パクモグ」は前回のゲームマーケットで販売されていたゲームなのですが、面白いなとおもったのでJELLY JELLY GAMESから製品化しました。
対象年齢は、6歳以上と便宜上なっていますが、親御さんが見ていれば3歳でも遊べますので是非遊んでみて下さい。
そうなのですね。子供と遊ぶのが楽しみです!
最後に、アークライトさんとの業務提携を発表されましたが、そちらについて教えてください。
ニコ
白坂
宣伝広報のアドバイザーとして、アークライトさんの新商品の良さをお伝えするお手伝いをしたいと思っています。まだ詳細は決まっていないのですが、頑張ります!
本日は貴重なお話ありがとうごいざました。色々と楽しみにしております!
ニコ
C03 Engames
富山のボードゲームカフェ・Engamesブース。新作ゲーム「Welcome to NewLasVegas」「イッツアワンダフルワールド 荒廃と隆盛」を先行販売したほか、委託品の「ラマスク」を販売。
「ラマスク」は、ライナー・クニツィア氏のカードゲーム『ラマ』のデザインを模したマスクです。なんと、メビウスゲームズさんの日本語和訳付!
オーナーの杉木さんとラマスク販売コーナーをパチリ。
Welcome to NewLasVegas
紙ペンゲーム「Welcome to…」のシリーズ最新作にして、独立した完全新作ゲーム。
今回の舞台はアメリカ・ラスベガス。ラスガスにカジノを建築していき、最高のラスベガスを創ることを目指します。
オリジナル版同様に、カードを3枚めくって番号を記入してカジノを開きます。さらにゴルフ場開発やリムジンでのカジノ巡りなどの要素も。
紙も2枚を1セットとして使うボリューム感もアップ、悩ましさ複雑さも「Welcome to…」から大幅にアップしています!!
ニコ
イッツアワンダフルワールド 荒廃と隆盛
カードドラフトゲーム「イッツアワンダフルワールド」の拡張セット。最大7人の同時プレイが可能になるほか、新たに4つのタイプのカードが追加に。
産出資源を廃棄する代わりに、低コストで建設が可能な「荒廃」。2列分(約14)の資源が必要だが、莫大な勝利点が獲得できる「巨大プロジェクト」。資源が大量に生産される「大量生産」。建てた建物の種類ペアで得点を得る「ペアコンボ」の4種類。
ニコ
MARCOインタビュー
ブース内には、ゲーミングテーブルなどを販売するMARCOの新作ボードゲーム棚のプロトタイプが展示されていました。
新作のボードゲーム棚について、気になったのでオーナーの祝迫さんにお話を伺いました。
今回の新作ボードゲーム棚についてお話お伺いさせてください。積み重ねのできるスタック型で、カッコいいと思いました!!
ニコ
祝迫
今日展示しているものは、プロトタイプなのですが春からマルコ通販などで販売したいと考えています。
予定価格は、1段8000〜10000円くらいを予定しています。
中が空洞になっていたり合板だったりするわけではなく、しっかりとした無垢板で作っているのでとても丈夫です。ずっと使うものですし、重さで木がたわんでしまう問題もありません。棚は前から作りたいと思っていて、ボードゲーム専用にするのだったら自分でカスタマイズできる棚がいいなと思って作ることになりました。ゲーミングテーブル同様、マホガニー材を使っており、長く愛用していただける商品に仕上げています。
上下の固定方法はどのようになっているのでしょうか?
ニコ
祝迫
連結金具を4隅に入れて繋ぎ、独自に開発した金具をネジで固定します。これにより強度を保ちつつ、スッキリとした見た目になりました。
なるほど、これがどんどん積み上げられるようになっているのですね。製品版の発売楽しみにしております!
ニコ
E03 サニーバード
新作「ポルト」「B.o.N」を引っさげて出展のサニーバード。それぞれの日本語版についての制作経緯を伺いました!
ポルト
ポルトガルを舞台に、色鮮やかな家を建てて影響力を高めるファミリーゲーム。
手番では、カードを取るか出すかの2択というシンプルさ。目標カードも各自に設定されるので、プレイ指針も立ちやすくて面白い。
カードを溜め込みすぎては先に良いエリアを取られてしまうという悩ましさがあります。
加えて、アートによって演出されるゲーム全体の雰囲気が最高です。
ニコ
B.o.N
3スートで展開されるマストフォローのトリックテイキングゲーム。
トリックが終わるたびに切り札となるカードの色が入れ替わるのが特徴。可変切り札をうまく使いこなして、自分の獲得トリックス数を予想。
切り札が目まぐるしく変化する中で、獲得トリック数の宣言通りにいくかどうかに手に汗握るゲームです!
ニコ
サニーバード インタビュー
「ポルト」も「BON」も見た目のインパクトがありますよね。どのような形で日本語版出版することになったのでしょうか。
ニコ
平
「ポルト」は見た目がよかったのと、「ポルト」のポルトガルって長崎の姉妹都市なんですよ。ポルトっていうお菓子があって馴染みが深いんですね。ポルトガルって隣の市くらいの感覚があるから他人事じゃない気がしていて、見た目も気に入ったしメーカーに連絡してという感じですね。あんまり国内で売ってなかったので、取り扱うことにしました。
私も「ポルト」はコロコロ堂さんの体験会で遊ばせてもらって、面白くて日本に入ってこないかなぁと思っていたんです。
続いて「BON」についても教えてください。
ニコ
平
アートももちろん気に入ったんですけど、僕が欲しいなと思って。で、なかったんで連絡して出版することに。
「BON」については、数年前に発表されたゲームですよね。
ニコ
平
2年前くらいのゲムマに出版社さんが参加されていたみたいですね。自分もそこでの評判を聞いていて、「やってみたいな」と思ったのですがどこにもないなとなって。出版社さんにお話をしました。
今回は何回目の出展になるのでしょうか?
ニコ
平
エリアは初で、T齊藤さんの一般ブースの間借りで出していて。今回は逆にT齊藤さんが間借りしている形です。
今後も平さんのレーダーに引っかかったゲームが出るのでしょうか。
ニコ
平
来年以降で、話はあるんですけどこれからどうしようかなという状況です。大手の会社さんとは違うので、より個人的な思いで作れればと思っています。色々大変でしたけど。
ありがとうございました。今後の新作も楽しみにしております!
ニコ
その後、サニーバードさんは2021年発売予定の新作ゲーム3作品を発表しました。
- 『ファストスロース日本語版』(2021年6~7月予定)
- 『ファクトリア製品版(仮題)』(2021年6~7月予定)
- 『フォックスインザフォレスト:デュエット日本語版』(2021年8~9月予定)
【2021年サニバ出版予定タイトル】 – ボードゲームカフェ/SUNNY BIRD #ボドゲーマ https://t.co/DpPGb47Fla
— サニーバード@大阪ゲムマ申込済 (@sanibabodoge) December 24, 2020
この中でも「ファストスロース」は、遊んだことがあってとても面白かったす。様々な動物の能力を使って、ヘキサマップの各地をめぐるゲームです。動物のデッキも多くの種類が用意されており、遊ぶ時のデッキの組み合わせで戦略が変化するのでリプレイバリューも高いです✨
ニコ
F03 ワンモアゲーム
前回のゲームマーケットで「SCOUT!」が好評だったワンモアゲームが初のエリア出展をしていました。「SCOUT!」の他にサコッシュなどのグッズ販売も。
今回、ゲームデザイナーの梶野さんにお話を少しだけ伺いました。
エリア出展の心意気について教えて下さい。
ニコ
梶野
Amazonで「SCOUT!」が販売されましたし、定着するターンにしたいなと。みんなにずっと遊んでもらうゲームになってほしいんですね。
なので、認知を高めて多くの人に知ってもらいたいということでエリア出展をしました。
もしかして大会なども予定されているんでしょうか?
ニコ
梶野
前回のゲムマ春に大会やるつもりだったのですが、残念ながら中止になってしまったんです。コロナが落ち着いたらやりたいと思っています。
ありがとうございました。大会楽しみにしております!
ニコ
G13 オインクゲームズ
毎回、ゲームマーケットに新しい試みをしているイメージなオインクゲームズのブース。
今回はなんと「自動販売機」と「ネオン灯」を設置!すんごく目立っていました。(カッコいい!)
新作は「HEY YO!」と「ナインタイル サンリオキャラクターズ」を先行販売していました。
HEY YO
『HEY YO』は、超小型スピーカーから流れるリズムに合わせて手札からカードを出していってそのスコアを競うカードゲーム。
前作の「ドリアン」と同じサイズのカードをプレイして、2つあるラインにカードを出してなるべく多くつなげてフィニッシュを決めて高得点を目指す。
ナインタイル サンリオキャラクターズ
『ナインタイル サンリオキャラクターズ』は、9枚のタイルをお題カード通りに並び替えるタイル配置ゲーム『ナインタイル』のサンリオコラボバージョン。
オリジナル版のルールそのままに、可愛らしいサンリオキャラクターの顔が描かれている。
オインクゲームズ インタビュー
今回代表の佐々木さんに新作「HEY YO!」と「ナインタイル サンリオキャラクターズ」について少しだけお話を伺ってきました。
「HEY YO」の製作経緯について教えて下さい。
ニコ
佐々木
以前「トリックと怪人」でご一緒させていただいた斎藤さんのゲームです。斎藤さんとは以前から仲良くさせていただいていて新作を出るたびにプレイさせてもらっていたました。
「ファイブラインズ」をオインクでどうですか?というお話をいただいて、良いゲームだったので進めてみましょうかという形で一緒に作ってきました。
「HEY YO」は、元の「ファイブラインズ」とはルールが変わっています。「ファイブラインズ」はネットで音楽DLしてプレイする形だったんですけど、広く販売するには敷居が高くなってしまうなと思ったので、リズムを流すマシンを仕入れられるかが製品化の大事なポイントでした。
今回いい感じの機械が見つかったので、製品化できそうだということになり進めて完成しました。
ありがとうございます!小型の音声デバイスがポイントだったのですね!続いて、「ナインタイル サンリオキャラクターズ」についての制作経緯を教えてください。
ニコ
佐々木
佐々木:「ナインタイル」は、ずっと色んなキャラクターで展開できるなと思っていて今回サンリオさんと一緒にやることができました。今後も、そういった取り組みもしていきたいなと思っています。
ニコ
その後、ムーミンとのコラボレーション作「ナインタイル ムーミン谷のかくれんぼ」も発売になりました。
G10 リゴレ
横浜のボードゲームショップ・リゴレのブース。新作「マウンテンキング」と共に大箱の出版へ拡大。11月には2021年発売のラインナップを公開しており、少しその辺のお話も伺いました!
マウンテンキング
山の王になるため、トロールたちを雇用して山にトンネルを作りに古代の彫像を運んで王国の再建を目指すタイル配置ゲーム。
要素としては、デッキ構築・タイル配置・ピックアンドデリバリーなどが華麗に組み合わさって遊びごたえのあるゲームとなっています。
リゴレ インタビュー
先週沢山日本語版5作品。出版事業拡大の意気込みを感じました。「1号線で行こう」と「ローゼンケーニッヒ」の制作経緯についてお伺いさせて下さい。
ニコ
伸居
リゴレとしての根本的な考え、最新作を出すよりもずっと遊んでもらえるゲームを出したいなというのがあります。と言いつつ、「マウンテンキング」は新しいんですけど(笑)
「マウンテンキング」は見た目が好きだったのと、これは面白そうだってのがあったのと、自分がチャレンジしてみたいというのがあって日本語版を制作することになりました。
「1号線で行こう」と「ローゼンケーニッヒ」は昔から知っているゲームで、自分が好きだからというのが大きいですね。あとは、たまたま先方に連絡してみたら「いいよ」と言って頂けたというのがあります。
「1号線で行こう」なんかは反響も大きかったのではないでしょうか?
ニコ
伸居
いいもの作らなければいけないんですけど、出すには「いいもの」を出さなくてはいけないので、日本にあったものにできたらと。
名前は知られているけど、やったことない人が多いと思っていて、伝説になっているので怖さがあります。伝説になっちゃってると過去のまま同じが良いと思っている人が多い為、「パッケージ変えちゃったの?」となりますし、しかし、過去のデータをもらったらデザインが古い。
ゲーム作家さんは、赤箱(初版)が好きだと言っているのですがそれを現代風にアレンジして今のものにあったものにしたいとおもっています。例えば、タイルドローをするので袋があったほうがいいとか。今回話題にもなったので、よりちゃんとしないとなと感じました。
今回の発表については、海外の方からの反応もあって英語で「Line1出るのマジで?!」となっていました。
リゴレさんめっちゃ攻めますね?(突然の乱入)
白坂
伸居
日本語版の出版は、年6作が限界かなと思っています。それ以上やってしまうと宣伝をする力を失ってしまう気がしています。
これおすすめですよって毎日言ってるとおすすめでなくなってしまうんじゃないかと。本当におすすめしているものを作っているんだけど、あまりに出しすぎてしまうと、本当におすすめするのがおすすめじゃなくなってしまう気がしてて。
それはわかりますね。それにしても「クロキノール」はよかったです。
白坂
伸居
是非ジェリカフェにもおいて頂きたいと思って話しようかと思っていたんです。
店に置くには、でかいんだよなぁ。
白坂
伸居
横浜店のテーブルに全然おけますよ。
「クロキノール」めっちゃ面白かった!個人的に欲しいから再販して欲しいんですよ。家用に欲しい。
白坂
伸居
「クロキノール」は今回50個準備したのですが、木製なので不良品が出るんです。送料が高いので、不良品があったときの差し替え品の送料負担が辛いんですよね。なので、またやりたい気持ちはあるんですが、しばらく様子を見るつもりです。
実際、購入いただいたお客様にも、価格的には本当は送料無料なんですが別途いただく形にしました。
「ローゼンケーニッヒ 日本語版」おめでとうございます!
白坂
伸居
「ローゼンケーニッヒ」の話いってたんですか?
そう。オープンプレイさんから「出しますか?」って。「クロキノール」じゃないですけど「タンブリングダイス」も木製なので不良品があってその対応に追われていたところで。オープンプレイが「ローゼンケーニッヒ」のライセンスを取ったのかな?
白坂
伸居
「ローゼンケーニッヒ」のアジアライセンスは、オープンプレイが持ってるんです。
最初は、作者のディルク・ヘンにメールをしたら、オープンプレイに話がいった形です。
他社さんと取り合いみたいな状況はやりたくないなと思ってたので、白坂さんのお話を聞いてぞっとしました。
オープンプレイさんが、ちゃんとどっちとやるって決めてくれたのなら納得です。最初、うちでもやりとりをしてて「ローゼンケーニッヒ 日本語版」できそうですと聞いていて「できそうならやろうぜ」という話をしていた。
白坂
伸居
嫌な気持ちさせたらごめんなさいね。
作者にお手紙書いたって書いてあったので、「お手紙には負けるわぁ」って話をしていたんです。オープンプレイさんのデザインでやるのですか?
白坂
伸居
説明書はちょっとわかんないんですが、箱絵の感じはいいなと思っていて。社長とメールでやりとりしてたら、「いいもの出したい」っていう気持ちが強かったです。
オープンプレイさんとは色々やってますが、真摯に対応してくれますね。もし何かあったら相談してください。今回のは、そもそも話半分だったのであるあるだと思います。
白坂
伸居
確かに一番最初の頃に、1件進んでる話があって2週間待てって言われたんです。その後、あなたのところとできるできる可能性ができたから話進めましょうという話になったんです。
「マウンテンキング」も先方から「今日、日本から他のメーカーからきましたよ」っていう話があって。
まあでもこれはビジネスですからね。
白坂
伸居
そこで勝った負けたしたくないなって思いました。でもいいものは出したいんですよね。
僕もアークライトさん、ホビージャパンさんが行きそうなところには行かないようにしています。
白坂
伸居
「タンブリングダイス」はすごいなと思いました。いいの持ってくるなぁと思いました。パッケージめちゃくちゃいいですね!おべっかとかではなくて。
ジーピーさんとか量販店で売りたいものパッケージっておもちゃよりになってるじゃないですか。あれって駄目とも言い切れないじゃないですか。
売りたい相手に向けていきたい気持ちもわかるから。東急ハンズとかドンキ・ホーテっても売れるんですよ。ものによるけど。お客さんはわからないからああいう風にしてあげないと売れないっていうのがある。
話戻すと、「タンブリングダイス」はおしゃれであれやってるから、弾いて落として叩いて落としたりとかああゆう風にやりたいなと思っていて。あれ好事例じゃないですか。わかりやすくておしゃれという。
ありがとうございます。楽しみリゴレ!
白坂
伸居
やるなら自分のセンス信じてやっていきたいですね。
(ただただ傍観者として楽しく聞いていた)お2人共、貴重な制作裏話ありがとうございました!
ニコ
「マウンテンキング」は日本語版発売後、約1ヶ月で在庫がなくなる人気ぶりでその後話題になりました。
ゲムマライブ収録ブース
ゲムマライブ収録ブースでは「ゲームマーケットライブ:フェーズ1」が開催されました。2日間に渡って、ひたすら生放送されていました。
以前独占取材させていただいた「ゲームマーケットライブ:フェーズ0」同様にゆいゆいさんを司会に様々な新作ゲームの紹介や会場内の紹介などがされました。
ゲームマーケットライブの裏側に潜入!ゲームマーケット事務局インタビュー 〜コロナ禍下でのイベント運営〜
放送内で紹介された『アークライト・ゲーム賞』の結果は以下の通り。
『アークライト・ゲーム賞』受賞作発表
■最優秀賞
ドキッ!とアイス
■優秀賞
そこまで絞るには眠れない夜もあっただろ
■佳作
- 3ターンだけ君が好き
- SCOUT!
- エスペライゼーション
- ガムトーク
- マネーフェイカー
- 行商の時代
- 四畳半ペーパー賽系
- 宝石がいっぱい!
3トリックまでしか取ることができず、トリックを取った色のアイスがコーンの上に載る。最終的に「コーンの上に乗ったアイスの色」×「トリックを取ったカード」が得点になる仕組み。
この得点の仕組みが非常に面白く、3トリック内でどのタイミングでトリックを取るかが悩ましいです。可愛らしいアートと裏腹に悩ましく、遊びごたえのあるトリックテイキングゲームとなっています✨
ニコ
アークライトからは、ゲームマーケットライブ初出しの新作情報もありました。
■国内ゲーム
- Dr.STONE ボードゲーム 千空と文明 (12/24発売)
- FOGSITE (3月中旬発売)
- マグノリア (2月中旬発売)
- 黄衣の王がやってくる前に
- ロナエナ(仮) (21年春)
■海外ゲーム
- ネモの戦い〜海底二万マイルを超えて〜
- クロニクル・オブ・クライム
- ティンテッド・グレイル
- 水面下の殺意
- 純白の悪意 Rebooted
- 漆黒の鎌鼬
今後発売のラインナップでは、I was gameさんの「マグノリア」が楽しみです!(プロトタイプの「ヴォルパルス」がめちゃ面白かった)
ニコ
ゲムマ20周年企画
ゲームマーケットは、2020年で20年目を迎えます。今回は、そんな20年の歩みを振り返る展示もされていました。
年表に、付箋を貼って自分の思い出を書き込んだりイメージキャラクターの「チップ」「コロ」「バン」との記念撮影も20周年Verに。
あと、20周年エコバッグの配布もされていました。(今回もたくさんゲームを買ってしまったので助かりました。)
続いて一般ブースで目立ってたり気になったりしたブースをご紹介します
ニコ
一般ブース
イ14 ナナワリ
おしゃれな提灯をぶら下げたブースにインパクトがあったのでパチリ。
新作ゲームは、「Rise of the Metro」。地下鉄路線を一筆書きでつなげていくアブストラクトゲーム。
残念ながら当日は資材不足につき販売がなく、ゲムマ終了後に一般発売が開始されました。
参考
Rise of the MetroNANAWARI games
ウ04 EX1ST GAMES
巨大な鳥居のインパクトがすごかったEX1ST GAMES。新作「ROKUMON」は、一文銭の上に侍トークンを載せて2つの勝利条件のうち1つを狙うアブストラクトゲーム。
「The MGSN Game Jam 2020」のPnPゲーム部門で大賞を受賞しています。
ケ20 双筆
筆と墨を用いた繊細なアートで、圧倒的に異様なオーラを放っていたブース。
仏教モチーフの2人用ボードゲーム「救全苦集第二集」を頒布。仏教にある四苦八苦の教えをテーマにしており、カードをプレイして目標となる数値に近づけることを目指す。
ニコ
#これが私の代表作
アニメのお仕事呪術廻戦
ドリフターズ
かつて神だった獣たちへ
THE GOD OF HIGHSCHOOL pic.twitter.com/HV0iF6hmmB— 雪駄{呪術廻戦でお仕事 (@ANISOLUTION) December 6, 2020
ケ22 雅ゲームス
2人用アブストラクトゲーム「Ostle」がおしゃれに並ぶ雅ゲームスのブース。黄色で統一されたテーマカラーが目をひきました。
新作は、「ミツカルタ」。場に7枚並んだひらがなのうち3文字以上を使って単語をつくるワードゲーム。
な、なんと”お値段自由”という衝撃も!!太っ腹すぎませんかね。
雅ゲームスのFukaseさんは、話題のダイソー100円ゲームの監修もつとめています!!
【販売情報】
Fukaseが監修を務めたボードゲーム7作品がダイソー様より販売開始。https://t.co/fUCKiNXP5Wお見かけの際には是非。
※定価100円(税抜)
※店舗によって品揃えが異なり、在庫がない場合がございます。なお、店舗へのお問い合わせはお控えください。 pic.twitter.com/cppMVuaPu1— 雅ゲームス (@MiyabiGames) December 19, 2020
チ10 戦國ZiPANG
甲冑のコスプレにインパクトがあった戦國ZiPANGのブース。
「戦國ZiPANG Portable」は、2枚のカードのうち1枚をプレイ。その効果によって、他プレイヤーのプレイしたカードと戦うカードゲーム。
チ23 Azb.Studio
世界チェーンのフィットネスクラブ「Any○ime Fitness」がなぜゲムマに?!と錯覚する圧倒的な再現度のブース。
「ソクラテスラ」でのインパクトが絶大だったAzb.Studioの新作は「カラダウォー」。
2vs2のバトルゲームで、1人が「カードバトル担当」もう1人が「筋トレ担当」になるという斬新なゲーム。コンポーネントには、なんとハンドグリップが付属!
テ10 ヤブウチリョウコ
ブースのポップさに思わず目が奪われてしまったブース。
Kickstarterで340万円を調達した「ゆらゆらペンギン」を頒布。氷山を高くしていき、ペンギンなどのコンポーネントを上に配置して崩さないようにするバランスゲーム。
テ13 ジオジャパン
「ジオジャパン」は、知育おもちゃや輸入おもちゃを扱う会社。今回は、ベトナムのボードゲーム3点をゲームマーケットで販売していました。
Tummple!は、木製ブロックと「タンプル」と呼ばれるストーンを使ってブロックをつみ上げていくバランスゲーム。
サイコロで出た目の通りにブロックとタンブルを積み上げていくのですが、他のプレイヤーが置きにくいように「タンブル」を配置していくのが特徴。
崩れてしまったブロックが失点となり、ブロックを使い切るまでゲームが続きます。
Tummple mix ではブロックの種類が増えて赤いタンブルとタイマーが追加されています。
ボードゲームショップではあまり流通していないようで、直販サイトで購入することができます
ニコ
ト02 切札会社ソウキタカ
全面にバーンと気になるメッセージが出ていてインパクトのあったブース。
新作ゲームは「勇者が一撃でやられた」。魔王と勇者パーティーに別れて戦う対戦型の協力ゲーム。
アクションプロットをして、8箇所のエリアを移動。魔王陣営、勇者陣営それぞれの勝利条件を満たすように移動を繰り返す。
魔王の動きをうまくよんでその裏をかく必要があるのだけど、マップが狭くその選択肢が限られているためヒリヒリした展開が楽しめそう。
ト04 MOSHI MOSHI CARD GAME
「もしもしカードゲーム」は、「もしもし」「にこにこ」「へらへら」など、日本特有の繰り返し言葉を学ぶバイリンガルカードゲーム。
ドイツ人スタッフの方から繰り返し言葉って面白いという一言がきっかけで製作されたとのこと。
ニコ
おわりに
今回はコロナ禍下で開催された「ゲームマーケット2020秋」をレポートしました。1週間開催日が遅かったら開催も危ぶまれたかと思いますが、無事に開催されてよかったです。人数が制限されていたのもありますが、会場内はかなり快適で各ブースを回りやすかったです✨
次は「ゲームマーケット2021大阪」も開催が決定したので、その頃には収束して無事に開催されるのを祈るばかりです。
ちなみに、今回の「ゲームマーケット2020秋」はNHKのニュースで取り上げられました。なんと、放送日の当日に取材がだったとのこと。テレビのスピード感すごい!!
メンダコ文庫
ブログ内では宣伝していませんでしたが、メンダコ文庫で「BOARD GAME TWEET 800」という本に50の感想ツイートを提供しておりました。
コラムでは、「推しボードゲーム編集者探しの薦め」という内容を寄稿しております。過去記事で紹介したViktor Kobilke氏の他、「Hans im Glück」「Lookout Spiele」の編集者について書いています。要約すると「Kobilke氏最高!最近のHansとLookoutのディベロップは好きくない」っていう話です。
おかげさまで400冊が完売し、ご購入いただいた皆様ありがとうございました。コラムについては何かの機会にアレンジして記事公開することがあるかも(?)。
関連ツイート
掲載された800ゲームを遊んだことあるかできるチェックツール。チェック結果は、270ゲームでした。
「BOARD GAME TWEET 800」掲載作品を、どれだけ遊んだことがあるかをチェックできるBGT度チェッカーを公開します!
とても長いですが、連休最終日に、まったりとチェックしてみてはいかがでしょう?#bgt800checkhttps://t.co/oNCs42PTgh
— しの🍆 (@see_know) November 23, 2020
16人のレビュー傾向
BOARD GAME TWEET 800公認ファン企画2!メンバーの色とりどり感を2軸でプロットしました!BGTのラップ担当ぬん(@be_catchy )氏からアイデア&プロットを頂き清書しました〜!自分と似ているメンバーを見つけるとハッピーかも!?※感じ方には個人差があります pic.twitter.com/cS8vD1Mczx
— hiro@ボドゲイム (@bodogeimu) November 25, 2020
似顔絵・・・とっても似てる(hiroさんありがとう)
メンダコ文庫打ち上げメンツ10人!!書いてる人を知るとさらにゲームレビューに愛着が湧く☺️ pic.twitter.com/yGpsxyZovN
— hiro@ボドゲイム (@bodogeimu) November 23, 2020
エラッタ
ここで公開するのはどうなんだ?というのはありますが、私に関わる内容としては3点エラッタがあります。
- トランスアメリカ:載ってるレビューは「トランスジャパン」のやつ。やぎのさんのとあわせて2つ「トランスジャパン」が載ってしまっていることになってます…
- フットヒル:載ってるレビューは「ブラッドレイジ」のやつ。
- モルック:エラッタじゃないんだけど、半分スポーツなのでふざけてゴメンなさいってなりました。
フットヒルの正しい内容はこちら⬇️
『Foothills』
5つのアクションを使って路線を完成させる鉄道ゲーム。
土を掘って線路を敷いて駅を建てる。30分ゲーにしては、見るところと細かいルールも多いゲーマー向けな2人専用ゲーム。
やりたいこととアクションがうまく噛み合うと気持ち良い。色んな路線の組み合わせで楽しめそう。 pic.twitter.com/67SgWQ5aYm— ニコ (@ikoan_kfa) February 27, 2020