新年明けましておめでとうございます!紅白歌合戦を見ながら、2019年の振り返り系のまとめ記事を書いていたら間に合わず、年を越してしまいました。
今回は、2019年に遊んだたくさんのボードゲームの中から「本当に遊んで面白かったボードゲーム」10作を厳選してご紹介します。またその中から、ニコボド年間ゲーム大賞の作品を勝手に発表するという流れです!!
ニコボドが選ぶ!2018年、本当に遊んで面白かったボードゲームゲーム10選!!
アズール:サマーパビリオン
ファミリー向けタイル配置ゲームとして進化した『アズール』シリーズ第3弾。新たに追加された要素「ボーナスタイル」と「オールマイティタイル」の2つが中期目標達成のために何をするべきかをわかりやすく示している。
次のプレイヤーへの選択肢を狭めたり、不要なタイルを取りすぎてバーストするネガティブなプレイ感が薄くなっていて、とても遊びやすいゲームになっているのが良い。
【ゲーム紹介】アズール:サマーパビリオン (Azul: Summer Pavilion)
深い谷の酒場
デッキ構築型坊主めくりゲーム。過去作の「クアックサルバー」であった袋引きの要素をカードめくりに転化した作品。
自分のデッキ内に含まれたカードをどこまでめくりきってアクションを増やしていくのかという点に楽しさがある。
座席が増えてそこに客が座るというテーマの再現度はなかなか。単価の高い貴族を増やしていきたい経営者的視点からの客勧誘(カード獲得)に悩む1作。シナリオがいくつかあるけれど、基本ルールでしか遊んでないのでその後のプレイ感の変化はどうなのか気になっている。
【ゲーム紹介】ティーフェンタールの酒場/深い谷の酒場|酒場を充実させてお客を増やすデッキ構築&ダイスアクションゲーム!
エマラの王冠
ワーカー、得点、手番のアクションを全てダブルにした作品。どの順でワーカーを動かしていくのか2〜3手先を考えるのが楽しくて好きなゲーム。
特に、ワーカーを動かして獲得するものとカードの持っているアクションとを組み合わせて最適化した得点取得を考えるのが好き。
さらにやりたいことを全部やりきれずに幕切れすることも含めて良い。日本に入ってくることはなかった「ハダラ」もデザインしており、今後が楽しみなデザイナーさん。
【ゲーム紹介】エマラの王冠 (Crown of Emara)|王国の後継者を狙って臣民の満足度を上げるワーカープレイスメントゲーム!
Improvement of the POLIS
紀元前8世紀の古代ギリシャを舞台に、自分の都市を発展させて他の都市を上回ることを目指す拡大再生産ゲーム。
7つのアクションのうち2〜3回を手番で行うのですが、どのパラメーターをどの順で上げていくのかという点が悩ましいのが特徴。各キャラクターの個人能力もあり、繰り返し遊びたくなる作品。
残念な点としては、あまり個人ボードなどのアートが進化していないという点。メーカーから出るのであればUIなどを改善してリリースして欲しかった。海外版が出たら買いたい作品。
【ゲーム紹介】Improvement of the POLIS|紀元前8世紀の古代ギリシャが舞台の拡大再生産ゲーム!
グレンモアⅡ:クロニクルズ
名作タイル配置ゲーム「グレンモア」をセルフリメイクした作品。新たに氏族の要素が追加され、資源獲得をしなくても勝つことができるようにアレンジされているのが特徴。(前作は、資源産出するタイルが取れないと辛いゲームだった)
さらに、拡張セットが8種類も付属していることによって様々なアレンジをして楽しむこともできるようになっているのが嬉しいところ。
Ⅱになったことであらゆるコンポーネントが巨大化して豪華になったのは大変喜ばしいことなのですが、箱が大きすぎて収納スペースを取りすぎたり持ち歩きづらくなっているのは残念なところ。
【ゲーム紹介】グレンモアII:クロニクルズ(Glen More 2)|17世紀のスコットランドで影響力を拡大するタイル配置ゲーム!!
ブラックアウト:香港
大停電に見舞われた香港が舞台。秩序を回復するため、ネットワークを構築しその土地での影響力を拡大するゲーム。
ネットワーク構築によって、いかに効率よくアクションを行っていくかを狙うのかが楽しいゲーム。こうやって振り返ってみると、結構忘れていいて勝ったから楽しかったのかなんなのかわからなくなりつつある。
【ゲーム紹介】ブラックアウト香港 (Blackout: Hong Kong)|大停電の香港を救い影響力を拡大する得点要素満載のゲーマーズゲーム!
クルセイダーズ
マンダラ駒をためて6種類のアクションを行う拡大再生産ゲーム。
アクションの強さがアクションエリアに配置される駒の数によって決まるのが特徴的です。アクションを行ったあとは時計回りに1個ずつ駒が移動するため一気に駒を貯めることができない悩ましさを併せ持っています。
ゲーム全体としては、各地へ影響力を拡大してプレイヤーボードから駒をゲームボードに配置。これによりアクションが強化されていくのも面白く、どの順でエリアを侵略するかを考えるのが最高に楽しいゲーム。
なんで日本語版が出ないのか不思議なゲームの1つです。
タイニータウン
4x4のマス目に建物を建てていくシティビルディングゲーム。全プレイヤーが同じキューブを配置していくのが特徴。
それぞれどの建物を建てたいかの戦略が異なるため、相手が獲得を宣言したキューブへブーイングなどをしつつ遊ぶのがなかなか面白い。登場する建物カードによってプレイ感が変化するので繰り返し遊びたい1作。
【ゲーム紹介】タイニータウン (Tiny Towns)|市長として小さな町に建物を増やすパズル系街作りゲーム!
イムホテップ:デュエル
石を運んでピラミッドやオベリスクなどを作るゲーム「イムホテップ」を2人用ゲームにした作品。資材を運んで建物を建てるというシステムはそのままに、出荷するのか獲得のためにワーカーを配置するのかのシンプルな悩ましさに落とし込んでいる点が好みである。
フィル・ワーカー・ハーディン氏得意のポイントサラダによる得点をお互い睨み合いながら駆け引きをすることができるのも魅力。
【ゲーム紹介】イムホテップ:デュエル (Imhotep: Das Duel)|4つの建物を建てる2人用セットコレクションゲーム!
マルコポーロ2:カーンへの奉公
ドイツゲーム賞なども獲得したことのある『マルコポーロの旅路』のリメイク作。前作に比べて旅をする要素が強くなっているのが特徴。新たに翡翠という資源が追加され、それを変換して目的の資源を得れるようになっているのが特徴。
メインとなる得点手段は契約達成と経路達成の大きく2つがあり、ダイス目に一喜一憂しつつ、それらをどのようなバランスで達成していくのかを考えるのはやはり楽しい。
日本語版がアークライトゲームズから発売されることが発表されており、Archgamesさんから和訳付輸入版が発売されました。2020年にたくさん遊ばれるゲーマーズゲームなのではないかと。
ニコボドゲーム賞2019は「アズール:サマーパビリオン」&「エマラの王冠」
ニコボドゲーム賞は、毎年大賞部門とエキスパート部門の2部門で大賞ゲームを選んでおり、今年はこちらの2作品に決めました!
- 大賞「アズール:サマーパビリオン」
- エキスパート賞「エマラの王冠」
おわりに
今回は、2019年に遊んで楽しかったゲーム10作を紹介しました。
2019年は10月頃からブログに割くことできる時間がなくなってしまい、更新頻度が下がってしまいました。色々書きたいネタはあるので、今後もあまり空きすぎないペースでマイペースに更新していければと思っています。
2020年もどうぞよろしくお願いいたします!